Gentoo:電源ボタンの押下で電源が切れるようにする

Gentoo Linux

この記事は STBBS.NET Blogで掲載された記事を2013年4月に移動したものです

客先にちょっとしたアプライアンスめいたヘッドレスサーバをGentooで構築して置いておくなんていう場合、問題になるのがシャットダウン手順だ。
ログインして root権限でシャットダウンコマンドを実行するといった簡単な操作でも、コマンドライン操作に慣れていない人にはかなり厳しいものがある。Macならともかく、そもそも Windows端末には sshクライアントが入っていない。
ここで「TeraTermなりPoderosaなりを入れればいいじゃん」って言い出す奴は、まず顧客というものを分かっていない。

いいかよくきけ。顧客というモノには、Officeと InternetExplorerとOutlook(Express)の操作スキルしか要求してはいかんのである。基本的には。顧客はパソコンを使いたいから使っているのではなく、使わないと仕事にならないから仕方なく使っているのだということを忘れてはならぬ。

というわけで、電源ボタンをポチリと押せば自動でOSがシャットダウンされたのちに電源が切れるようにしておきたい。そうすればターミナルの使い方のような「一生触れずに済むのならそれが幸せに違いないモノ」を顧客から遠ざけることが出来るのだ。これは感謝されるべきことである。別に感謝されないけど。

Gentooの場合 ACPIデーモンが標準では入っていないのでそれを入れる。

# emerge acpid

/etc/acpi/events/default というファイルが出来るので、

#event=button.power.*
#action=/sbin/init 0
となっている行をコメントインする。(この2行が電源ボタンが押されたときに何をするか?の定義らしい)

ACPIデーモンを起動する

# /etc/init.d/acpid start

試しにPCの電源ボタンを押してみよう(長押しは有無を言わさず切れてしまうので禁止)。
OSのシャットダウンが行われ、電源が切れるはずだ。もし切れなかったらマザーボードがおかしいかBIOS設定がおかしいかカーネル設定がおかしい。

次回起動時から acpidを自動起動するには

# rc-update add acpid default
とする。
おめでとう、あなたの顧客は幸せだ。本人は知るよしもないけど。

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